手動でロックダウンを指定する

10.2.1. 画面のロックとログアウトを無効にする

画面のロックとログアウトの機能を無効にする時は /apps/panel/global/disable_lock_screen/apps/panel/global/disable_log_out というキーをそれぞれ true にします。

画面のロックとログアウトの機能を無効にすると、次に示すアイテムが表示されなくなります:

  • メイン・メニューにある画面のロックuser のログアウトというメニュー項目
  • パネルへ追加 ▸ ダイアログにあるにある画面のロックログアウトという項目
  • メニュー・バー・アプレットの中にあるシステム・メニューの画面のロックuser のログアウトというメニュー項目

加えて、パネル上にある画面のロックログアウト・ボタンも表示されなくなります。

10.2.2. コマンドライン操作を無効にする

コマンドラインからの操作を無効にする時は /desktop/gnome/lockdown/disable_command_line というキーを true にします。

コマンドラインの操作を無効にすると、次に示すような変更がユーザ・インタフェースの中で発生します:

  • アプリケーションの実行という項目が次のメニューから表示されなくなります:

    • メイン・メニュー
    • パネルへ追加ダイアログにあるアクションというサブメニュー
    • メニュー・バー・アプレットの中にあるシステム・メニュー
  • 加えて、パネル上にある実効ボタンも表示されなくなります。

コマンドラインを無効にする場合は、端末を起動するメニュー項目も削除しておく必要があります。例えば、メニューから次のコマンドを含んだメニュー項目を削除した方が良いかもしれません:

  • GNOME 端末コマンド (すなわち /usr/bin/gnome-terminal)
  • /usr/bin/xterm
  • /usr/bin/setterm

メニュー項目が次のメニューから削除されます:

  • メイン・メニュー
  • パネルへ追加 ▸ メニューから起動する

さらに、コマンドラインというアプレットも無効にしておいた方が良いでしょう。このコマンドラインというアプレットを無効にするには、/apps/panel/global/disabled_applets というキーを追加しておいてください。ここでコマンドラインというアプレットを無効すると、このコマンドライン・アプレットがメイン・メニューパネルへ追加というダイアログで表示されなくなります。

10.2.3. パネルの設定を変更できないようにする

パネルの設定を変更できないようにする時は /apps/panel/global/locked_down というキーを true にします。

パネルの設定を変更できないようにすると、次に示すような変更がユーザ・インタフェースの中で発生します:

  • パネルのポップアップ・メニューや引き出しのポップアップ・メニューから、次に示すメニュー項目が表示されなくなります:

    • パネルへ追加
    • このパネルを削除する
    • プロパティ
    • 新しいパネル
  • ランチャ毎のポップアップ・メニューが利用できなくなります

  • アプレット毎のポップアップ・メニューから次のメニュー項目が表示されなくなります:

    • パネルから削除
    • ロックする
    • 移動
  • メイン・メニューのポップアップ・メニューが利用できなくなります

  • ランチャのドラッグは利用できなくなります (ランチャをドラッグして何かしたり、ドラッグしたものを何かすることがすべてできなくなります)

  • パネルのドラッグは利用できなくなります (パネルをドラッグして別の場所に移動することはできなくなります)