用語の解説
- .desktop ファイル
デスクトップ・エントリのファイル を参照のこと。
- .directory ファイル
ディレクトリ・エントリのファイル を参照のこと。
- .omf ファイル
OMF ファイル を参照のこと。
- アプリケーション・レジストリ
アプリケーション・レジストリとは、アプリケーションを登録するいろいろなデスクトップ・エントリのファイルの集合です。GNOME デスクトップで、このアプリケーション・レジストリが保管されている場所は $XDG_DATA_DIRS:$XDG_DATA_HOME/applications/ です。
- デスクトップ・エントリのファイル
メニュー項目に相当する情報を提供するためのデータ・ファイルの一種です。デスクトップ・エントリのファイルには、メニュー項目として表示する名前や実行するコマンド、メニュー項目に表示するアイコンなどのような詳細情報を指定します。このファイルの拡張子は .desktop です。
- ディレクトリ・エントリのファイル
メニューに相当する情報を提供するためのデータ・ファイルの一種です。ディレクトリ・エントリのファイルには、メニューとして表示する名前やツールチップの説明、メニューに表示するアイコンなどのような詳細情報を指定します。このファイルの拡張子は .directory です。
- GConf の設定ソース
GConf のリポジトリの中にある設定情報を保管する場所の一つです。例えば、xml:readonly:/etc/gconf/gconf.xml.defaults という設定ソースがあります。
- GConf の設定キー
GConf リポジトリの中にある要素の一つで、アプリケーションの設定項目に相当します。例えば、/apps/gnome-session/options/show_splash_screen というキーはセッションの設定ツールにあるログイン時にスプラッシュ・スクリーンを表示するというオプションに相当します。
- GConf のパス・ファイル
いろいろな GConf の設定ソースを羅列したファイルで、羅列する順番が設定ソースを検索する優先順位になります。
- GConf スキーマ
スキーマ・キーとスキーマ・オブジェクトに対する総称です。
- GConf のスキーマの定義ファイル
GConf のスキーマの定義ファイルには特定のアプリケーションで使用するキーが羅列されており、それぞれのキーに関する特徴が定義されています。GConf スキーマは、このスキーマの定義ファイルから生成されます。このファイルの拡張子は .schemas です。
- GConf スキーマ・キー
設定キー毎にスキーマ・オブジェクトを格納する際に使用するキーです。例えば、/schemas/desktop/gnome/interface/font_name は /desktop/gnome/interface/font_name という設定キーに対するスキーマ・キーです。
- GConf スキーマ・オブジェクト
GConf の設定ソースに保管されている要素の一つで、設定キーに関する情報 (デフォルト値や設定キーの説明など) を格納しています。
- Glob パターン
Glob パターンは特殊な文字 (* とか ?) を使ってファイル名を検索するためのパターンです。MIME 型のシステムではこの Glob パターンを使って、ファイル名や拡張子に応じた MIME 型を割り当てます。
- IOR
Interoperable Object Reference (略して IOR) は CORBA オブジェクトへの参照の一つです (実体は文字列)。IOR は任意のホスト名やポート番号を符号化したもので、オブジェクトを管理するために送信されるデータです。さらに IOR にはそのオブジェクトを識別するためのオブジェクト・キーが一つ格納されています。
- マジック・ルール
マジック・ルールは、任意のファイルの先頭に何が格納されているか (文字列だったりバイナリ・データだったり) を指定することによって MIME 型を定義するものです。このデータを検索するためのオフセットをマジック・ルールの中で定義しておきます。
- メニューの定義ファイル
メニューの定義ファイルは GNOME のメニューバーの中で使用するメニューの階層構造を定義したものです。
- MIME
Multipurpose Internet Mail Extension の略で、多目的インターネットメール拡張という規格です。
- MIME 型のソース XML ファイル
MIME 型のソース XML ファイルは、いろいろな種類のファイルに対してどのように MIME 型を解決するかを定義したものです。MIME 型を解決する方法が三つあります: ファイルの拡張子を調べる方法 (Glob パターン)、マジック・ルールを使う方法、そして XML の名前空間を利用する方法です。MIME 型のソース XML ファイルは $XDG_DATA_DIRS:$XDG_DATA_HOME/mime/packages というフォルダの中に格納されています。
- MIME 型
MIME 型はファイルの形式を明らかにするものです。MIME 型を使うと、アプリケーションはファイルを読むことができます (MIME 型から、どのようにファイルを読めばよいかが分かるので)。例えば、メール・クライアントは image/png という MIME 型を利用して、メールに添付されているファイルが PNG 画像 (Portable Networks Graphic) であることを知ることができます。
- MIME 型のデータベース
MIME 型のデータベースは、デスクトップ環境に応じていろいろな MIME 型を登録するファイルの集合です。MIME 型のデータベースが格納されている場所は $XDG_DATA_DIRS:$XDG_DATA_HOME/mime です。
- OMF ファイル
Open Source Metadata Framework ファイル (略して OMF) は、ドキュメントやマニュアルの XML ファイルに関連づけられたファイルです。この OMF ファイルにはヘルプ・ブラウザが使用するドキュメントに関する情報が格納されています。OMF ファイルの拡張子は .omf です。
- PAM
Pluggable Authentication Modules (略して PAM) というユーザ認証方法の一つです。
- スクリーンセーバー
スクリーンセーバーは、モニタの画面が使用されなくなったらそれを何か別の画像で置きかえるアプリケーションです。GNOME デスクトップにおけるスクリーンセーバー・アプリケーションは XScreenSaver です。
- スクリーンセーバーのディスプレイ
スクリーンセーバーのディスプレイは、モニタの画面が使用されなくなったらユーザの画面に何か別の画像を表示するアプリケーションです。
- UDP
User Datagram Protocol (略して UDP) です。
- URI
Uniform Resource Identifier (略して URI) はファイル・システムまたはインターネット上にある特定の場所を表す文字列です。例えば、ウェ・ページのアドレスは URI の一つです。
- Websafe カラー・パレット
Websafe カラー・パレットは 216 色からなる汎用的な目的で使用するパレットです。このカラー・パレットは 8ビット色をサポートしているようなシステムで最適な色を利用するために設計されたものです。このカラー・パレットは Netscape カラー・パレットとか Netscape カラー・キューブとも呼ばれています。